食日記。
暮しの手帖 別冊 暮らしのヒント集 Vol.2より、香港すり身豆腐。
具材は豆腐、白身魚、えび、ネギ。醤油少々、最後に熱したサラダ油とごま油をまわしかけると、じゅ!っと音を立てた。すり身のうまみに熱した油の香ばしさが絡み合っておいしかった。
二日酔いがすこし抜けてきて食欲が出てきた旦那さんに食べさせてあげたい。なんて妄想をして、悲しくなった。独身の寂しさよ。
お好み焼き。
文句なくおいしいよね。
これはたぶん昨晩食べた即席ラーメン。最近お気に入りのマルタイラーメン。
今日もずいぶんと暑かった。車の外気温計は34度。もう立派な真夏じゃないか。まだ湿度がない分過ごしやすいけれど、この暑さが明日まで続くとなると気が滅入る。今日記を書いている部屋の窓は全開。ひんやりした夜風が湯上りの火照った肌を撫でるようにして過ぎてゆく。きもちいい。
今日は一日中心の中がもやもやしていて、ぽっかり穴が開いたような気分だった。そんな嫌な感情を払拭しようと、日没後の涼しい頃合いをみてウォーキングをした。いつものコース、私が住む街を歩く。
川沿いの沿道には、たくさんの白つつじとアカシアの花が咲き乱れている。季節外れの雪が降ったみたいに真っ白だ。後方からうなりを上げ追い抜くバイクのエンジン音が心地いい。民家から漏れる夕食時の灯りがやわらかで温かく、中華屋さんから聞こえる楽しそうな笑い声が気分を盛り上げた。
それぞれの日常。
帰宅してベッドに倒れこんだ。心地よい疲労感と共に、なぜだか心臓のあたりがぎゅうっときつくなった。この感情はいったい何なのだろう。うれしいのか幸せなのか、悲しいのか寂しいのか、まったくわからない気持ちがこみ上げる。涙がぽろぽろとこぼれてきて止められず、収集がつかない。
ひとしきり泣いた後もう一度自分の感情に寄り添ってみたけれど、あの涙の正体がなんなのか結局わからずじまいだった。