よく眠れた夜だった。
二日目の朝は月岡温泉より開始。
簡素な朝食だったが、ひとりひとり小さな土鍋で炊き上げたご飯を出してもらい、良い朝を迎えられた。
この日は村上市と会津若松の観光の予定を組んだ。新潟に住んでいたにも関わらず一度も訪れたことがない村上市の笹川流れをこの目で見てみたかった。せっかくだからと帰りに会津若松まで行く行程はかなりハードであったが、それは続編で。
11キロ続く笹川流れ。潮風を受けながら自転車で海岸沿いを走るのも気持ちよさそう。車の窓を開け、気持ちのよい風を肌に感じながらのドライブはとても楽しかった。
途中途中、車から降りて景色を楽しむのもいい。
遠くにうっすらと粟島が見える。
ごつごつした岩にもそれぞれに個性があり、見ていて飽きることがない。
のんびり歩くのも楽しい。
途中、鳥居を見つけた。
周辺ではキャンプをしている人や釣り人、漁師などがいた。
透きとおっていて綺麗。
立ち入って良い場所だと思い、上ってみた。たぶん良いでしょう。
比較的最近作られたであろう祠にワンカップがお供えされていた。漁の安全祈願などではないだろうか。全然関係ないかもしれないが、私も安全に運転できますようにと祈った。
上から眺めたの図。雄大。
あちこちで釣り人が海釣りを楽しんでいた。
ロープがあるので安心とはいえ、下るのはちょっと怖い。
道の駅 笹川流れの駐車場で車から降りた瞬間、タイミングよく列車が来た。
カラーリングがかわいい。車体も古くて味があり素敵。列車の旅もよさそうだなぁ。
昼食は民宿・食堂ちどりにて。ここはザ・ノンフィクション「運命の夫婦」で取り上げられた場所でもある。この番組はネットに上がっていたものをたまたま観たのだが、「東京ガード下酔いどれ人生」の次に好きな話で、人間味があって時々無性に観たくなる。奥様はすでに他界されているが、お店の切り盛りはおそらく今も旦那さんがされているのではないだろうか。
刺身定食をいただいた。単品の岩牡蠣なども食べたかったが、そんなに食べられないと思い定食だけにした。おいしかった。
甘えびが好きなので100匹くらい食べられるかも。
民宿も営んでおられるそうで、ここで泊まってもよかったかもしれない。
食後にコシヒカリアイス。さっぱりとした口当たりで美味しかった。しばらく放っておいたので溶けています。
うみどりがぼんやりと日光浴。
眼鏡岩海岸。
岩場を歩いてみる。濡れた場所は滑りやすいので注意。
海を眺めていたら巨大な黒い影を見つけた。日本にも巨大生物がいるのか!と不思議がっていたらもそもそと動き出した。人間だった。岩場で釣りをしていた人みたい。
波の音を聞き、潮のにおいを感じるだけで気分が弾む。
切り崩した岩の間を線路が通っている。すごいねぇ。
この後さらに北上し、笹川流れの先のほうまで車を走らせた。この地を余すことなく堪能し会津若松へ向かうため来た道を引き返していると、雨粒が次第にフロントガラスを濡らしてゆく。観光が終わると同時に雨が降るなんて、まるでタイミングを見計らったかのようだ。天気の神様がついているのかなと思った。
二日目 続編に続く。