19：10退社。今週は明日まで仕事。
今日は快晴とはいかなかったが天気はまあまあ良く、外回りも良い気分転換になった。雪化粧の北アルプスの峰々は青空によく映え、くっきりと描かれる稜線が澄んだ空気であることを証明する。12月の中頃までくればさすがに空気は冷たく、信州の冬らしさを肌身で感じる。
はっきりとした雪山も美しいと思うが、夕方の淡く霞んだその姿もまた美しいと思う。山の峰々と空とがいまにも同化し溶けあいそうな風景は、例えれば水彩画のようで儚げで哀愁があり、疲れた夕刻の心身を癒してくれるにちょうど良い。
山を見ていると、頭のなかで藤山一郎の青い山脈が流れる。この歌詞の着想は六甲山脈の青々とした姿らしい。北アルプスの緑が深くなるのはまだ先の事だが、雪が解けてあたたかくなった折には、若々しい空気を吸いに出掛けようと思う。
