南東三階角部屋日記

四十代前半女性のひとり暮らし日記です。記録としての投稿がメイン。

静岡旅行記 1月1日 -1 伊豆市

今回は暖かい場所に行きたいということで静岡県へ。

 

けっこう前から静岡に行きたいと思っており、そのきっかけとなったのは数年前に観た小津安二郎監督の「東京物語」だった。昔と今とでは街の雰囲気はまるで違うだろうが、老夫婦がふたり海岸でたたずむ光景が長いこと印象に残っており、熱海に強いあこがれがあったからだ。

 

旅行は帰省ラッシュも落ち着くであろう12月30日から1月1日までを計画していたのだが、年末に叔母が急逝し葬儀と重なったため、急きょ元旦から1月3日までの2泊3日に変更をした。

 

年末は全国的に悪天候で、30日・31日と雨雪強風であったからして、旅行日程をずらしたのは不幸中の幸いだったかもしれない。

 

 

 

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初日は7:20に松本を出発。長野自動車道、中央自動車道を経由し、新東名高速道路で静岡まで。途中、目の前にそびえる富士山を拝むことができ、元旦から良いスタートをきれたように思う。

 

 

先日の日記で無計画で旅行に行くのが好きだなんて書いたけれど、流石に今回それをやったらせっかくの旅行が台無しになると思い、前々日くらいに下調べしきちんと旅程を組んだ。とは言っても私は旅慣れているでもなし、時間配分や観光地の選定に苦慮し、また当日は誤算となることがあった。それはまたこの後の旅行記で記しておく。

 

なにはともあれ天気にも恵まれ、前回のように車のトラブル等はなく、お昼前に初日ひとつめの観光地である韮山反射炉に到着。

 

スマホで見ると一部縦写真が横長で掲載され、アスペクト比があべこべになっています。改善方法がわかれば後日直します。

 

 

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韮山反射炉は、明治初期における日本の産業革命に貢献した大砲製造工場。平成27年には世界遺産登録もされている。

 

恥ずかしながら、見学するまでなぜ「反射炉」という名前がついているのかすら知らなかった。金属を溶解し大砲などを鋳造する溶解炉のことを「反射炉」と呼び、17世紀から18世紀にかけてヨーロッパで発達した構造物なのだとか。石炭などの燃料で炉内で熱を発生させ、その熱が天井を反射することによって炉内が高温となり金属が溶解する仕組みになっている。

 

私は残念ながら歴史の知識は持ち合わせていないので、詳しい説明は割愛します(すみません)。

 

 

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外観は特徴的な鉄骨トラスが張り巡らされているが、これは昭和32年の補修工事でつけられたもの。補修も明治時代、昭和時代にそれぞれ2回行われている。

 

補修後の鉄骨トラスがあるほうが特徴的でかっこいいように思う。レンガ造りの建物は見ていて飽きることがない。景色にも映えますね。

 

 

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入館料は大人500円。適正な価格だと思う。

 

 

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帰り際、韮山反射炉のマスコットキャラクター「てつざえもん」に遭遇。鼻は大砲かな?

 

 

韮山反射炉を後にし、一路、修善寺温泉へ。移動時間たぶん1時間くらい(だったと思う)。

 

 

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観光客がけっこういて賑わっていた。駐車場400円程度。こじんまりとしているが趣があっていい。

 

写真中央にあるのは独鈷の湯(現在は足湯のみ利用可)だが、利用している人はほとんどいなかった。寒かったら浸かったかもしれない。静岡は1月でも本当に暖かい。

 

 

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竹林の小径。夜にはライトアップされるそう。

 

 

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恋愛成就祈願の橋のひとつ楓橋、別名「寄り添い橋」。私の目の前をカップルが歩いていました。

 

 

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メインの道から逸れると、民家や昔子供や観光客たちでにぎわっていたであろう射的屋があった。地元民からしたらなんでもない景色なんだろうけど、こういう昭和を感じさせる空間っていいなぁと思う。建物の劣化や空き家問題などで古い家々がどんどん壊されていることを考えると、このような景色もいずれ見られなくなるのだろう。仕方がないこととはいえ、すこし寂しい気がする。

 

 

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修禅寺の境内は人人人!でとても写真を撮る雰囲気ではなかったので外見のみ。ここではお参りせず、境内でみたらし団子を買って食べた。

 

 

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修禅寺のとなりにある日枝神社で参拝を。本来は氏神にお参りしたほうが良いのだとおもうのだけれど、しばらく実家に帰らないし新年のお参りはこちらでした。

 

特に信仰心があついわけではないが(むしろ私はお参りができればどこでもいい派です)、こういった節目でお参りすることにより気持ちを新しくできるように思う。何を願ったかは秘密です。 

 

さて、神社参拝の恒例行事にもなっているおみくじを。今年の運勢は・・

 

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大吉!とはいえこれに浮かれることなく日々心穏やかに冷静な気持ちを保ち、慢心なきよう2020年を過ごしたいと思います。

 

 

ひととおり見てまわったあとは浄蓮の滝へ。移動時間たぶん1時間くらい(もう覚えていない)。

 

 

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滝の音に癒されます。人も少なく、ぼんやり眺めるにちょうどよい。

 

 

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土産物店の前にいた猫。首輪をしているので飼い猫だろう。なかなか目を合わせてくれなかった。

 

 

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静岡っていのしし料理が名物なのだろうか。運転していると度々いのしし料理の文字が目に入った。

 

 

 

 

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運転が疲れたため、途中土肥で一休み。海岸で石拾いに興じる。

 

 

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近くに金山があった。時間があれば見たかったな。

 

1日目の日記 2に続く。