下道移動でたしか2時間はかかっていなかったように思う。しかし時刻はすでに16時をまわっており、日も暮れかかっている。はやく見て帰ろうと思ったのだが、いつもの私の悪い癖でこの日がまだお正月三が日であったことをすっかり失念しており、参拝客で大混雑しているところに行くはめになってしまう。
そんなことになるのは自分が下調べしていなかったのが悪いのであって、豊川稲荷も参拝客もお正月もなにも悪くはない。だからこの際、お正月の大混雑と賑わいを逆に楽しもうと思った。
案の定、境内はすごい人出で、芋を洗うようだった。しかし、露店の賑わいや楽し気な雰囲気の人々を見ていると、不思議と沈みかけた気分が上がってくる。静かなところが好きな私にとってこういった場所はけっして得意ではないけれど、人がいるところはそれはそれで安心するように思う。実際、ずっとひとりでいるとたまに寂しくなったりもするしね。
そんなことを考えながら、一番に見ておきたかった狐塚へ向かう。案の定というか、予想どおり参拝の大行列ができており、寒空の下結局40分ちかく待つこととなる。まぁこれも旅の醍醐味・・と思い耐えた。この日はけっこう寒かったように思う。
こんなかんじでお狐様がびっちりいて圧巻の光景。それぞれに表情やしっぽの形が違っているのが面白い。
にやにやした顔のお狐様や、
優等生ぽい真面目そうなのもいたり、
家族風なのもあったり。
右手前のはやけにうれしそうですね。良いことでもあったのでしょうか。見ているだけで和みます。
長時間並んだ甲斐があった!
帰る頃には日もとっぷり暮れてしまいました。
夕飯に元祖いなほいなり寿し(五目)を買って帰ることに。ここでも15分くらい並んだ。
帰りのSAで食べました。おいしかった!
恵那あたりで「あと2時間も運転するのか~!!」と嘆いているときに撮った写真。さすがに帰りの運転は辛いもので、眼精疲労と肩こりでかなりめげていた。そして、暖かい静岡から芯まで冷えるような寒い長野に帰ると思うと切なくて、半分泣いていたのは本当の話である(帰宅時は気温マイナスだった)。
そんなこんなで楽しかった静岡旅行も終了。移動総距離は975キロ、かかった費用はざっと5万円くらい。ちょっと使いすぎたかなぁと思ったが、予想通りではあった。次回は節約旅行なんてのもいいかもしれない。
旅行の総まとめと振り返り(反省)に続く。