南東三階角部屋日記

四十代前半女性のひとり暮らし日記です。記録としての投稿がメイン。

6月12日夜

20:20退社。

 

今日はなんとなく真っ直ぐアパートには帰りたくなくて、ドライブをしてきた。ドライブといっても、ただ夜の街をあてもなく走るだけなのだけれど。

 

松本の中心街は10年のあいだに随分と様変わりしたなと思う。小汚いビルディングは取り壊され、跡地には洒落た複合施設が出来た。松本城周辺の古い民家は整備事業により更地になっており、これから更なる観光地開発が進むのだろう。マンションも増えた。その数は今後更に増えてゆく。

 

松本駅お城口は綺麗に整備されたのだが、反面、味気ないものになってしまったなと思う。かつての駅前はモスバーガー側に背の高い木々が植わっており、すこし鬱蒼とした雰囲気であった。地下通路(今は埋め立てられておりない)はこれまた陰鬱な空気で淀んでおり、ホームレスの方々の住まいとなっていた。怪しげな人もたむろしていて少し怖くもあった。

 

整備されたことで治安は良くなったと思うし、観光客にはその方が印象が良いだろう。単に私がひねくれているだけなのだが、味気のない均一化された駅前の光景に、なんだかもの寂しさを覚えてしまう。まだ三十代とはいえ、自分はつくづく古い人間だと思う。昔を懐古するばかりが良いことではないのだとわかってはいるのだけれど。

 

 

今日はつかれたなぁ。お風呂に入って寝よう。おやすみなさい。