昨日、ブックオフで沢木耕太郎の「深夜特急」全巻とエッセイ集「旅する力」を買ってきた。
はじめて読んだ沢木氏の著書は「旅のつばくろ」だった。旅情を沸き立たせる文章と人間味のある彼の言葉を目で追っていると、次第に他の作品も読んでみたいと思うようになった。会社の先輩に勧められた「一瞬の夏」もいいなと考えたが、今夏、旅行できない状況を踏まえ、旅を題材にした作品を読もうと思い「深夜特急」をレジに持っていった。
語彙力に乏しい私は読書感想文的なことを上手くしたためることが出来ないため、どうしてもありきたりな表現になってしまうのだが、この作品は本当に面白く興奮した。またところどころクスリと笑える様な場面もあったり、沢木氏の人間味ある側面が覗けたりして、久々に素晴らしい人に出逢えたなぁという気持ちになっている。一巻目の香港・マカオ篇は朝から読みはじめ、ゆっくり味わいながら今し方読み終えた。
