休日出勤。8:30から18:30まで働いた。
今週でひとつの山場は超えたけれど、来週からはまた忙しくなる。3月20日頃まで、おそらく毎晩残業だろう。今回挑む案件はなにがなんでも受注しなければならない、いわば大物。プロジェクトメンバーのリーダーは部長クラスの上司が担当を受け持ち、私が営業窓口として調べ物をしたり電卓を叩いたりする。
かつてない額の案件に挑むがゆえ、ストレスで胃がきりきりと痛む。月曜日はそのせいで会社でぶっ倒れてしまった。身体が資本の社会人なのに、情けない。
定時帰宅をする同僚らを見て、嫉妬もした。新規営業もしてないくせにのうのうと帰る社員を恨んだ。定時上がりする彼氏ができたばかりの女子社員にも嫉妬のまなざしを向けた。これまた情けない。
今月売上少ないよ、なんとかならない?隣の席の上司の言葉に、思わず耳を塞いだ。他部署の上司を立てなかったことを指摘をされ、言い訳をした。大人げないと思ったけれど、反論は止められなかった。
私の身体には、ジェラシーの醜い塊がくっついている。酷いのなんか黄色い膿が出ている。じゅくじゅくと粘り気と湿り気のある黄色い膿は、時に赤い血液を混じらせながら私を侵食する。こんなに他人に嫉妬するのは久しぶりだ。嫉妬なんてばかばかしいと思っても止められない。
でもさ、なんでこんなに嫉妬してしまうんだろう。よし、ここはひとつ嫉妬の原因を探ってみよう。過去数週間でなにか変わったことはない?自分に問いかけてみた。
とにかく仕事が忙しい。
仕事をさばいてもさばいても次々に仕事がやってきて終わりが見えない。
周囲からのプレッシャーがのしかかっている。
食生活が乱れてきている。
不眠気味。熟睡できない。
翌日の仕事のことが気がかりで不安。
近所の盛りのついた野良猫の声がおどろおどろしくて耳障り。
きっと、生活のバランスが崩れ始めているのだろう。それが原因だ。この忙しさが続く限りバランスを保つのは難しいだろう。だったらどうする?仕事から逃げる?会社辞めちゃう?
待て待て、まずは冷静になろう。話はそれからだ。それに勢いで会社辞めるのはよしておいたほうがいい。それ以外で方法を探してみようよ。
そうだね、そうしよう。落ち着こう。
夕飯は冷凍してあったラタトゥイユ、串カツ、チューハイ。