定番の御飯ネタ。
夕食、鶏肉ミンチをシソで巻いて焼いたもの。お肉にも刻みシソの葉が入っています。美味しかった。
弟の熊本出張土産のフグ茶漬け。こちらは朝食 兼 昼食。
同じく熊本出張土産、熊本くるり ミルフィーユロール。ふわふわスポンジの中にミルフィーユ生地が入っています。ちょっと甘かったかな。でもおいしかった。
見た目、カツサンドに見えなくもない。
LINE モバイルのCMにキリンジの楽曲「エイリアンズ」が使われていると知ったのは、この数日の間の事。女優 のんが出ているそのCM、初めてキリンジの楽曲を聴いた者たちの心を一瞬にして虜にする曲の深さ、美しさ。私も改めてキリンジの奥深さに酔いしれた。
キリンジの楽曲のなかで最も好きな曲に、愛のCodaがある。終わってしまった愛に見切りをつけることができない者の心情を、キリンジの弟 堀込泰行は静かに、詩的に歌う。その歌詞の美しさと透明感は感情の部分にすうっと馴染んでいき、心を震わせ、涙を誘う。
時折顔をのぞかせる「執念」という生臭い感情も、この楽曲のなかでは美しくさえ見える。
私はこの曲を歌う主人公は男で、別れてしまった女は凛とした透明感のある女性だと想像している。もっと具体的に表現すると、黒髪のロングヘアでベージュのコートが良く似合い、赤いバッグを持った女性。メイクは薄く、切れ長の奥二重の日本美人。その女を忘れられない男。
不様な塗り絵のようなあの街も 花びらに染まっていくのだろう
今はただ春をやり過ごすだけさ 地の果てで
女と別れ、男は毎日灰色の日常を送っていたのだろう。一時は不様な人生が花びらで色鮮やかに染まっていたというのに。
帰りのチケットを破る意気地も
愛に生きる勇気もない
愛を失い、すべてが無意味に感じてしまう。愛とは、恋とは心苦しいもの。
雨に負けぬ花になるというの?
やわらかな心を石に変えて
女は強い。振り向かず、前を向き、男のずっと先を歩く。
キリンジから弟が脱退して数年が経つ。BUOYANCYツアーのときに一度だけライブに行ったことがある。あの時はエイリアンズも愛のCodaも聴くことはなかったけれど、数年経った今でもキリンジの放つ世界観は私の胸のなかで生き続けている。