南東三階角部屋日記

四十代前半女性のひとり暮らし日記です。記録としての投稿がメイン。

静岡旅行記 1月1日 -2 堂ヶ島・室岩洞で探検家気分

f:id:nounaikaikaku:20200104154126j:plain

浄蓮の滝をみたあと国道414号線に沿っていったん北上し、国道136号線にのって海沿いをひた走る。次の目的地は堂ヶ島

 

午後にもなると陽が西にかたむきだし、逆光でまぶしがりながら南下する。しかし海沿いをドライブするには気持ちのよい天気で、知らぬ間に運転の疲れも吹き飛んでいた。

 

浄蓮の滝からおそらく1時間以上下道を走ったと思う。時はすでに15時近く。思ったより移動に時間がかかり予定時刻がだいぶ押してしまった。土地勘がないため時間配分が難しい。

 

 

f:id:nounaikaikaku:20200104154142j:plain

景勝地堂ヶ島。ここは来てよかったと心から思う。陽がややかたむき、海面に白い筋をつくる。ここの夕景はさぞ美しいだろう。陽が沈むまで見ていたかった。

 

 

f:id:nounaikaikaku:20200104154153j:plain

水底土石流と火山灰が堆積したものが海によって削られ、このような地形になったという。むき出しの岩肌は白く、地層が見せる表情が美しい。

 

 

f:id:nounaikaikaku:20200104154202j:plain

景色に見とれており、しばらくのあいだこの場所から動けなかった。

 

 

f:id:nounaikaikaku:20200104154211j:plain

青緑色した海面、白い岩肌。色の相性がいい。美しい。

 

 

f:id:nounaikaikaku:20200104154219j:plain

 

 

f:id:nounaikaikaku:20200104154229j:plain

 

 

f:id:nounaikaikaku:20200104154240j:plain

陽が沈むまでとどまればよかったと、後になって強く思う。

 

 

f:id:nounaikaikaku:20200104154249j:plain

天窓洞。遊覧船でこの中を見られるそう。この日はすでに終わっていた。

 

 

f:id:nounaikaikaku:20200104154255j:plain

この日で一番感動した場所です。堂ヶ島にはけっこう長いこといたような気がする。

 

 

次に向かうは城ケ崎海岸。県道15号線で下田市方面へ抜け海岸線沿いを走る予定だったのだが、ナビがあるのに道を間違えてしまった。これはいかんと軌道修正をしようと入った道で、室岩洞と呼ばれるむかし伊豆石の石切り場だった場所を見つけたので立ち寄ってみた。乗用車5台程度とめられる駐車スペースがあります。

 

 

f:id:nounaikaikaku:20200104154351j:plain

子どもの頃はよく探検隊ごっこなどして遊んだこともあり、こういう場所に来ると妙にわくわくする。さっそく川口浩探検隊気分で入ってみる。私以外だれもいない。

 

 

f:id:nounaikaikaku:20200104154402j:plain

入った瞬間にこんな像があるものだからびびって一瞬固まってしまった。石切り場で働いていた人を模した像である。状況が状況だけにめちゃくちゃ怖かった。探検家気分で入ったくせして弱虫すぎる。

 

 

f:id:nounaikaikaku:20200104154416j:plain

ちょっと生ぬるいような湿気を帯びた空間で、天井からはときおり水滴が落ちてくる。狭い空間のため、場所によっては身長の高い人はかがまなければ移動できない。静かな空間にはぴちょんぴちょんと水面に水滴が落ちる音がさりげなく響く。

 

 

f:id:nounaikaikaku:20200104154430j:plain

石を切り出している人。機械でなくアナログな方法で作業していたと思う気が遠くなる。

 

 

f:id:nounaikaikaku:20200104154438j:plain

 

 

f:id:nounaikaikaku:20200104154449j:plain

とんかちと釘(?)で切り出していたということだろうか。

 

 

f:id:nounaikaikaku:20200104154500j:plain

照明があるとはいえ室内はぼんやりと暗く、また私しかいないことも手伝って途中で心細くなり怖くなって洞のなかを逃げるように走った。そんなでは川口浩藤岡弘、に笑われてしまう。

 

 

f:id:nounaikaikaku:20200104154511j:plain

出口。差し込む光に安堵しながら洞から出た。ちょっとした探検気分に浸れる、穴場なスポットだと思う。とても面白かったです。

 

 

f:id:nounaikaikaku:20200104154524j:plain

切り出した石を舟で運ぶため、石をこの場所から下におろしていたそう。目の前には富士山がすこしだけ頭を見せている。

 

王道な観光スポットではないが、こういう場所は来てみると意外と面白いことが多い。道を間違えたのは嬉しい誤算である。

 

 

f:id:nounaikaikaku:20200104154536j:plain

室岩洞には駐車場から道路を渡っていくのだけれど、見通しが悪く車の往来も多い場所なので、もし行かれる方がいましたら安全確認はようくしてください。

 

1日目の日記 3に続く。