前々からこの日記を読んでいる方はご存知だろうが、去年の初夏までは死んだような日記ばかり書いていた。仕事が辛い、辞めたい。夜は眠れない、しんどい。生きた屍のようだった。自分の日記を読み返してみるとほんとうに鬱屈していて、見返すたびに「このときの日記は消してしまいたい」と思うことがある。しかし、いづれも私が書いたことに変わりはないし、あえて消す必要はないと思っている。その時の状況や精神状態を記録として残しておくことで、今後抑うつ症状などを発生させないための参考としていつか役立つかもしれない。
今でも時々頭を悩ますことはあるし、悩みすぎて胃がキリキリと痛むこともあるが、その回数はかなり減ったと実感している。険しい顔から穏やかな顔つきに、涙を流す日も今はほとんどない。
どのようにしてここまで回復することができたのか、ここにはあえて書かないことにする。きっかけや理由は自分の心にだけとどめておきたい。本当に大切なものはだれにも教えたくないもの。
きっと、私はもう大丈夫。
