千曲市方面は仕事で行くことがあるのだけれど、そういえば観光目的で行ったことがないなと思い、改めて行くことにした。千曲市は長野市より南方に位置しており、平成の大合併で更埴市、上山田町、戸倉町と合併してできた市。あんずが有名。
今回は高速は使わず下道で行った(下道好きです)。松本からは国道19号線で明科まで行き、木戸橋から国道403号線へ入り筑北村、麻績村経由で千曲市へ。途中、聖高原を通ったのですこしだけ寄り道した。
聖高原は子供の頃よく親に連れてきてもらった。リフトに乗ったりスカイスライダーで遊んだり。
六地蔵。
懐かしの戦闘機展示も残っていました。子供の頃からなんでここに飛行機があるんだろうなぁと思っていたのだけれど、調べてみるとどうやら当時の麻績村村長が航空機等に熱心だったそうで。有料の航空資料館もあり。
戦艦陸奥の主砲。
D51も。
ジェット戦闘機は内部を見ることができる。野ざらしのためけっこうボロボロ。展示は私が生まれる10年以上前からあるので、劣化も激しいのだろう。
聖湖は釣りを楽しむ人で賑わっていた。
寄り道、休憩をしていたので家をでてから2時間ちかくかかってしまったが、無事目的地到着。姨捨観光会館に車をとめた。無料です。観光地へ行ったら情報収集のため、とりあえず観光案内所に行くことにしている。今回は館長さんらしき方に姨捨駅のことを詳しく聞いたりして、姨捨散策を開始。まずは姨捨駅まで上り坂を歩く。
途中のちいさな公園でひっそりとたたずむうさぎの遊具を見た。哀愁を纏った姿で北の方角を見つめていた。
15分くらい坂をのぼると、篠ノ井線の線路脇に姨捨公園の看板を見つけたので登ってみた。
姨捨公園から眺める。タイミングよく姨捨駅で停車中の快速とたぶん特急しなの号が現れた。
私は撮り鉄ではありませんが、乗り物全般は好きです。
学生時代によく使っていた篠ノ井線。色々と思い出すことがある。
スイッチバックを見にきたものの次の快速の到着は40分先だというので、しばし姨捨駅でのんびり待つことにした。
姨捨駅は昭和9年に建てられた。駅舎は平成22年にリニューアルされており綺麗になっていた。駅舎もホームも昔はもっとぼろかった記憶が(悪い意味では言ってません)。
当時、快速列車に乗りスイッチバックがはじまると妙にわくわくしたものです。久々にのりたいなぁ。
姨捨の地は「姥捨て山伝説」でも有名。近くの冠着山に姥(おばあさん)を捨てた説が広く知れ渡っているが、冠着山がその舞台であったかは不明確だそうだ。
ちなみに冠着山は小学校3年生のとき、担任の先生が麻績村に住んでいることもあり連れて行ってもらったことがある。秋の涼しい午後のことで、原っぱ一面に赤とんぼが舞っておりほんとうに美しい光景だった。
姨捨駅は無人駅であり、だれでもホームまで入ることができる。駅舎では信州デスティネーションキャンペーン時代のアルクマ君がお出迎え。おじさん連れてきて2ショット撮れば良かったな。
きれいに改装された姨捨駅をホーム側から。左となりに映っている建物はトランスイート四季島の専用ラウンジだそう。姨捨観光会館の方に教えていただきました。
ここから眺める千曲市や善光寺平の景色は絶景です。夜景も美しいところ。
よくよく見たらホームのところどころはかなり古い造りをしている。これも駅舎開設当時からの名残なんでしょうね。
ホーム入線。
松本行きの約15分後にやってきた快速長野方面行。間近でみるとやっぱり迫力がありますね。もちろん安全な場所で撮影しています(ですよね?)。
その他、おまけ写真。
駅舎のところに人が写っているでしょう。このご年配の女性お二方に話しかけられました。どちらからおいでで?そう、松本から。こちらのほうが景色が良いですよ。さぁ、どうぞ。
旅先で、知らない人と一瞬だけ触れ合うこの時間が好きです。旅の醍醐味と言っても良いかもしれない。
その2に続く。