マッチ箱ってたいていどこの家にもあってありきたりな存在なのに、なぜかとても惹かれる。小さな面積にデザインがぎゅっと凝縮された感じがあって、小さいのに沢山の魅力が詰まっている。
そう言えば中学生の頃は切手が好きだった。とても小さな枠組みに収まる絵や写真、文字がなんとも愛らしくて。父から譲り受けた昭和時代の切手たちはいまどこにいるのだろう。鳥シリーズや景勝地シリーズが特にお気に入りだったな。
このマッチは今のアルピコプラザがイトーヨーカドー時代にテナントとして入っていたファミレス ファミールのマッチ。小学生時代からなぜか捨てられなくてずっと持っている。ファミールは子供の頃、松本に出掛けたときによく母に連れられて行ったっけ。
松本ぼんぼんの日にもファミールでドリアかグラタンを食べた記憶がある。あの日の帰り道、叔母の車の中で金魚すくいでゲットした金魚をぶちまけたことも、今となっては良い思い出だ(金魚にとっては良くないが)。あの後、たしか金魚は無事救出されたはず。
ちなみにマッチはキャンドル用に買ったもの。タバコ用ではありません。
タバコはたぶん一生吸わないと思う。でも死ぬ前に一本くらいは吸ってみてもいいかも。