ウサギが旅立ってしまった。
朝の10:30に母から電話があった時、「あ、もうダメなんだな」と直感的に思った。恐る恐る電話に出ると、「もう危ない。すぐに死んでしまうかもしれない」と母は言った。その1分後に、電話の先でウサギのハロは息を引き取った。母と父に看取られながらの死だった。
8月6日の誕生日を前に死んでしまった彼は、満9歳だった。ウサギにしては長生き、大往生だと思う。今月に入って急激に弱ってしまったのだが、昨日からはついに餌も水も口にすることができなかったという。先週帰った時もかなり辛そうだった。あれから一週間もの間苦しみに耐えていたんだなと思うと、悲しいこととはいえ、今は苦しみから解放されて楽になったんじゃないかなとも思う。
ハロは私が連れてきた子で、特に思い入れが強い。だから、今日は朝からずっと泣きっぱなしで夜になっても涙が全然止まらない。毛を撫でていると涙はこぼれ落ちてくるし、体を抱き寄せると涙腺は崩壊する。明日、最後のお別れをするのが怖くて、辛い。辛いけれど、ハロの旅立ちをこの目でちゃんと見守りたい。
家族になってくれてありがとうね。
おやすみ、ハロ。