本日も胃腸の調子が悪かった。
午後、食材の買い出しのため行きつけのスーパーに行ったら偶然 伯母と会った。一瞬、ひと違いかと思ったけれど、三秒後に「おばさん?」と私が口を開き、お互いに合点がいった。会うのは一年ぶり。昨年の今時期、大叔父さんの葬儀の席以来だ。
「なんだか顔が変わったね。もしかして痩せた?」
伯母がそう言ったのをそのまま返したいくらい、伯母も随分と変わってしまった。背中は丸まり、身体は痩せ、とても小さく見えた。
昨年、原因不明の身体の痛みで辛いと嘆いていた姿を思い出す。それが一年経った今でも原因が特定されず、日に日に身体が弱っているらしい。仕事も辞めたと言っていた。
きょうだいで一番の健康体だった伯母だけれど、今では見ていて痛々しい姿になってしまった。加齢による身体の衰えには逆らえない。生きていれば人間だれしもが経験する老い。身近な人が老いてゆく姿を見るのは心が痛む。
夜、実家に電話をした。元気そうな母の声を聞いて安心した。最近病院で骨密度の検査をしたそうだが、結果は昨年よりも良かったとのこと。電話越しの声にはハリもあった。電話の向こうでは父が「身体に気をつけろよ」と言っていた。その言葉、そっくりそのまま返すよ。お父さんこそ身体に気をつけなよ。
このやりとりも永遠ではない。だからこそ両親や兄弟の健康を祈り、そして自分の身体もいたわってやらねば。できる限り長く、その声を聞けるように。
明日、明後日は出張。
おやすみなさい。