祖母とお別れをしてきた。
なんというか、祖母が亡くなったという実感がまるで湧かない。昨日は悲しくて辛くて目を真っ赤に腫らしていたのに、今日はほぼ一日、心が穏やかだった。さいごのお別れは笑顔で見送りたい気持ちだったのも影響していると思う。眠っている祖母の顔は本当に優しく穏やかで全然死を感じさせなかった。
笑顔でお別れできたのは良かったのだけど、ひとつだけ悔いが残っている。それは祖母に全然会いに行かなかったことだ。母の実家は少し癖があり、トラブル回避のため3年近く敬遠していた。記憶が正しければ最後に祖母に会ったのは叔母の葬儀のときだと思う。生前、祖母はたまに「孫は元気か？」と漏らしていたという。その話を聞いてものすごく後悔した。言い訳を盾に祖母に会いに行かなかった自分は、とても薄情で嫌な人間だ。
「親不孝なことしちゃったな」。母も同じく後悔していた。
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三連休は祖母のことで頭がいっぱいだったけれど、時が過ぎればいつもの日常が戻ってくる。スーパーで買い物をしたらジャスト1,000円だった。私はまあまあ元気です。
