■昨晩のこと
仕事がおわり、夕飯を食べ、夜の十時に外を歩いた。ご近所A邸の前に黒い塊が落ちているなと目を凝らすと、それは茶トラ猫だった。水色の首輪をしているところを見ると、おそらくA邸の飼い猫だろう。目がくりっとしたかわいい猫で、人懐こくこちらをじいっと見つめ返してくれる。瞳は深い緑色をしていて、宝石のようだった。
その夜は週末ということもあり1時間ほど歩いた。うっすらとだけれど星々が空に浮かんでいた。
途中、夜間工事の現場を通る。やさしい誘導員さんに導かれ、歩行者用の道を歩く。工事のおじさんたちが元気な笑顔で「こちらの道へどうぞ」と優しくいざなう。皆、良い笑顔だった。「ありがとうございます。お疲れ様です」と返事をした。
私のウォーキングコースはだいたい決まっているのだけれど、この日はすこし気分を変えたかったこともあり、ルートは同じでも道路をはさんだ反対側の道を歩いてみた。たった5メートルほどしか違わないのに、景色がまったく違って見えた。見慣れたお店の外観も、街路樹の雰囲気も、たったの5メートルでイメージが180度変わるから不思議だ。
最近「どん詰まり人生」になりかけている気がして気持ちがもやもやしていた。物事を見る角度を変えればこの状況を突破できるだろうか。
■今日のこと
二度寝ならぬ三度寝をしてしまい、10時前に起床。布団をベランダに干し、洗濯物を片付け、クリームソーダを作って食べた。おいしい。夏が終われば来年まで作らないだろうから、ゆっくりと味わいながら喉を潤した。
夕方、美容院で髪を切る。先月より若干短めに切ってもらった。
夕食後、ウォーキングへ。今日は50分程度歩いた。残念ながら茶トラとは出会えなかった。
