良い天気。
昨日までの雨はどこかへいき、見事な秋晴れとはいかなかったが雲の合間からは青空が顔を覗き、清々しく気持ちのよい風が部屋を通ってゆく。
穏やかな朝にあたたかい麦茶を飲んだり、掃除洗濯をしたり、これぞ休日だなぁって感じの朝だった。
昼食はほうれん草と人参入りのつみっこ。好きな野菜はなんですか?と聞かれたら必ず「トマト」と答えていた私だが、今はほうれん草が一番好き。
午後になると曇ってきたが雨は降らなさそうだったのでサイクリングに出掛けた。
特になにもない田舎道をすいすいと駆け抜ける。まだTシャツでも大丈夫でしょうと高をくくっていたがさすがに寒い。子供は風の子、大人も風の子!と頑張ったが、身体が冷えてしまった。
ほんと何もないが、それがかえってゆったりしていていい。
稲刈りもほとんど済んで、もうじき長い冬がやってくる。
途中、ちょっと大きな用水路があったりして、それを眺めるのもまた楽しい。用水路はずっと見ていても飽きない。
上高地線の旧新村駅舎付近で休憩。ジュース買って飲んでいたら、鉄道関連の取材かなにかで撮影しているのが目に入る。映ってしまったかもしれない・・
鹿もサイクリング。
その後ものんびりと自転車をこぎ続ける。途中、自家製ドイツパンの店でパンを買った。ドイツパンはどっしりとしていて小麦の味がダイレクトに味わえて、私はけっこう好き。噛めば噛むほど素材の味を味わえる。
地元の人しか使わないような路地を走るのも楽しい。古い土壁の家、敷地内を木々で取り込んだ大きなお屋敷、お城みたいな形の民家、昭和風情のタイル貼りのお宅。どの家も表情が豊か。
最近はボックス型のフラットな形状の家が増えたが、どうも好きになれない。窓も小さく閉鎖的なかんじがして、息苦しそうと感じるのは私だけだろうか。
高気密高断熱で一年中快適な家は確かに過ごしやすいといえる。だけれど、季節の移り変わりとともに暑さ寒さなどを肌で感じ取ることができる昔の家も良いものだけれどなぁと思う。時代が変われば家の形も変わるものだから、何が正解かはないけれどね。
農協の倉庫。こういう昭和ぽい昔の建物っていい。
こんなところに神社があるのだね。普段は自動車ばかりだが、乗り物が変われば見える景色や目に入るものもずいぶんと変わるように思う。
松と鷲(?)。
神社近くの小さな公園で休憩。小学校跡地だそう。
買ったパンを食べていたら、犬を散歩していたおじいさんに何度もじろじろ見られた。見慣れない人がいたら、そりゃ不審がるよね。
久々にサイクリングしたらふくらはぎが痛くなってしまった。夕飯にかぼちゃを煮たのでこれから食べる。