南東三階角部屋日記

四十代前半女性のひとり暮らし日記です。記録としての投稿がメイン。

10月17日 行ってくるねとただいま

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今日の午後は、客先で長時間の打ち合わせ。

 

最近は早く帰宅できていることもあり体力は残っている。帰社後は残務処理をさっとこなして退社。

 

 

 

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アパートに帰る。アルクマに「ただいま」という。

 

実家暮らしの頃の癖が残っており、帰宅時には必ず「ただいま」と言わなければ気が済まない。朝、家を出るときも同じで必ず「行ってくるね」とつぶやく。誰がいるでもないが、言わなければなんだか気持ちが悪い。

 

祖母が生きていた頃、家を出る前は必ず祖母に声をかけていたことを思い出す。玄関で靴をはき、耳の遠い祖母によく聞こえるよう大声で「いってくるよーーー!」という。そうすると、腰の曲がった身体で玄関口まで歩いてきて「気をつけてな」と笑顔で声をかけてくれる。そうして、その日もまた安心して一日を始められる。

 

私の「行ってくるね」「ただいま」は願掛けに近いものがあると思う。「行ってくるね」と言わなければ不吉な予感がするし、「ただいま」と言えるのは一日を無事に過ごせたという証でもある。言葉をかける対象がぬいぐるみか人間かの違いで、本質は変わらない。

 

人間相手でないことは傍から見れば寂しくむなしいことかもしれないが、たった一言で気持ちが前向きになるのであれば、私はこの先もずっとこの言葉を言い続けるだろう。