南東三階角部屋日記

四十代前半女性のひとり暮らし日記です。記録としての投稿がメイン。

3月31日 Friend of the Night

 岐阜旅行から帰ってきた翌日、私は魂が抜けたように空っぽになっていた。

 

うまく言葉では表現できないのだが、すべてに対してとても冷めた目で物事を見るとでもいうのか、ある種、悟りを開きすべての欲求がなくなったようなそんな感覚を味わった。

 

それと同時期にやってきた感情がある。いっこうに前に進まない状況をどうにか改善したいと強く願う気持ちだ。仕事にも就いているし衣食住に足り、充分に満足している身であるが、私という全体像でみると、まったくもって前進していないように思えた。今までにも何度も考え悩んでいたことだが、ここにきて初めて、感情のレベルでそれを理解した。このままではだめだ。なにか大きなインパクトを与え、状況を変化させなければならない。その時に、私はこのブログを1ヶ月休止しようと考えた。

 

 

ブログは基本毎日更新している。決して義務でやっているのではなく、趣味で続けていることだ。前にも日記に書いたが、書くことで自分の感情を整理し、その日一日をリセットするのにとても役立っている。食事や風呂歯磨きといった日常と同様のルーティンといったらよいか。そのブログを一旦休止することで日常に変化を与えようと考えた。

 

実は一昨日まで、本気で今月末で区切りにし、4月はまったく更新しない方向でいた。その計画もしていたし、そのための日記の文章も考えていた。だけど、その計画はあろうことか昨日突如として揺らいでしまった。もしかしたらブログを休止したところで大したインパクトはないのではないだろうか、と。あんなに意思は固かったのに。どちらを選ぶかは31日の朝目が覚めたら決めようと思い眠りについた。

 

私は「休止しない」を選んだ。

 

 

これまでと同様にブログを続けることを選んだから、休止というインパクトはなくなってしまった。であれば、他の事でインパクトを与えなければならない。実はもう具体策は練ってあって、少しづつ取り組みはじめている。それは別になんてことのないことである。身辺整理をし、不要なものをそぎ落とす作業だ。期限も四月中で完了すると決めた。

 

 

 

 

このブログのアクセス数は本当に少なく、定期的に見てくださる方はおそらく10人程度ではないだろうか。私自身、数字なんてものはあまり意味がないと思っているし、自分が日々思ったことを自由に華飾なく書いているため、一番素に近い状態であるとも言える。気兼ねなく言葉にできる、居心地のよい場所である。決して華やかな日記ではないが、それでも読んでくださる方がいると素直にうれしいと思っている。

 

日記の更新はたいてい夜になるからして、ブログのアクセス数が伸びるのもその時間帯である。コメント欄での交流もなければ私の思ったことをただ書きつづるだけの日記であるが、アクセス数がひとつ増えるたびに不思議と元気がでる。それは、友達と会ったときの感覚に近いかもしれない。

 

推定10人の方は、夜のともだち、みたいなものかもしれない。

 

 

www.youtube.com/