会社で雷鳥の里をいただいた。
雷鳥の里は、長野県民であればほとんどが知っているお菓子ではないだろうか。 どちらかというと土産物として認知されており、観光地各所でよく見かける。製造販売は大町市の有限会社 田中屋。
雷鳥の里によく似たお菓子として「サラバンド」というのがある。これも長野県民ならそのほとんどが知っているだろう(南信住まいの人は知らないかもしれない。飯田とか伊那のほうはどちらかというと中京圏の文化が強いしね)。
スーパーでよくみるそれは一袋300円程度で、家庭の菓子鉢にあるのは雷鳥の里ではなくたいていサラバンドではないだろうか。私が子供のころはサラバンドをよく見た。こちらは安曇野市(旧穂高町)の株式会社 小宮山製菓にて製造販売している。
子供の頃、雷鳥の里は正直好きではなかった。大町に住むおじさんが手土産によく持ってきてくれたのだけれど、あんまり美味しいと感じたことはなかった。だからといって露骨に「おいしくないから食べない」とか「いらなぁ~い!」などと決して口に出して言わなかったが、心の中では「あんまり好きじゃないな・・」とつぶやきながら食べていた、そんな思い出があるお菓子だ。もう15年以上食べていない気がする。
箱を開けると雷鳥のカードが入っている。この雷鳥カードはパッケージサイズによって変わるらしく、大中小の3タイプあるようだ。これはたぶん中サイズ。昔は入っていなかったと思う。
鳥類がすきなので、このかわいい雷鳥君も部屋のどこかに飾っておこう。
お菓子は個包装されており、全てに金色のラッピングタイがついている(昔はなかったような)。絵柄もたぶん昔から変わっていない。なつかしい。
焼き菓子とクリームが何層か交互にはさまっている。
見た目堅そうだけれど口どけはよく、口に含んでしばらくするとほろりと崩れる。甘さは少ない。そして、意外とおいしい。決して主張することのない素朴な味ではあるものの、それが昔を思い出させるのに一役買っているようにおもう。
このクロスした足がたまらなくかわいいですね。ちなみに雷鳥は長野県の県鳥です。