今年も無事に仕事納め。一年間お疲れ様だね、自分。
仕事面では特に大きな変化はない一年だった。給料は昨年並みだし、昇格もなく、特別に大きな仕事もそう多くはない、ごくごく普通のありふれた日常という感じ。だけど今年は今までと違ってちゃんと「やりきった」感覚がある。
面倒な案件に遭遇した時は正直「逃げたい！」って思ったし、厄介な取引先に怒鳴られた時は「こんちくしょう！」って腹の中で叫んだ。ダメダメだな自分。と嘆くことが一年の半分くらいあったけど、ちゃんとやりきったと思うのは無様な姿で半泣きしながらも逃げずに仕事に向き合うことができたからなのかなと思う。遅すぎかもだけど、39歳にしてようやくまともな大人になった気がする。
20代前半の頃は、30代になればなんでも器用にこなせるスマートで心に余裕のある大人になるものだと思っていた。でも実際に30代になってもスマートどころか泥臭いことしかできない自分がいて、転んではあちこち擦り傷ばっか作ってる子供みたいな大人だった。たぶん今後も自分が思い描く「理想の大人」とはかけ離れた生き方をすると思う。でもまぁいきなり完成形に持っていくよりは、遠回りしながら一個一個パーツを拾い集めて死ぬときにようやく自分完成！なプラモデルみたいな生き方の方がしっくりくるなと、仕事納めの夜にビールを飲みながら思うのでした。
