私はけっこう物分かりが良いというか、何かトラブルが起きても割と冷静に受け止めることができるタイプだ。起きてしまった事は事実として受け入れ、自分の心の中で咀嚼し、呑み込む。どう足掻いたって過ぎた時間は巻き戻せないのだから、下手に喚き散らして周りに迷惑をかけるなんてことはしたくない。
それに、現実を直視する事は生きていく上で必要なスキルだと思っている。現実的な思考を持っていればいざというとき逃げないで闘えるし、その時は辛くても踏ん張って耐え凌げばいずれ心が強くなる。危機や不安を乗り越えることは私にとって次の一歩となるから、実はそんなに負担に思わなくてもいいんじゃないかな、と。
ただしそれは私のケースであって、万人におすすめできるかといえば必ずしもそうとは言えない。人の心の強い弱いはそれぞれだし、現実の受け止め方は人によって違うのだから、逃げたいと思った時は逃げていいと思う。
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超特急春ツアーの当落結果が、今日の14時頃にメールで届いた。今回は1公演は当選しているでしょう！と期待半分でメーラーを立ち上げる。メールは6通届いていた。6公演ぶん申し込んでいたからだ。
結果は「全落」だった。
この事実を見て、今日ばかりは涙が止まらなかった。割と物分かりの良い性分の私が、しかも最近は泣き虫じゃなくなったこの自分が、社用車の中で鼻水すすりながらめっちゃ泣いてしまった。もうこの際、現実がどうとかじゃなくて悔しいときは悔しい気持ちをとことん出したっていいじゃないかと自分で自分のリミッターを外したからだろう。出先の立体駐車場、車のなかで大人がわんわん泣いていたから通りがかった人はびっくりしただろうなと思う。
当落結果を見ていたとき、カーステレオから流れていたのはHoltasoleyだった。
と、泣いてぐずぐずしながら会社で見積書を作っていると、三次抽選受付開始の通知が届く。次が最後の頼みの綱になるかもしれない。贅沢は言いません。1公演だけでいいからどうか当選しますように！！
