今日はもうずっと寝ていた。ひたすらグーグー。たまに起きてご飯食べたり部屋を掃除したりドラマ観たり。筋トレサボって大好きなお菓子食べ放題の激甘甘やかしデー。
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「君が心をくれたから」の第五話は、触覚の話。雨ちゃんとおばあちゃんの手を握るシーンで、そういえばと思い出したことがある。
乾燥肌の私は冬になると手が荒れてガサガサになってしまうので、夜寝る前に祖母の部屋に行ってよくユースキンをつけてもらっていた。この話は子供の頃じゃなくて二十歳超えてずいぶんと大人になってからの話だ。ハンドクリームくらい自分で塗ればいいのに、私はわざわざ祖母に塗ってもらっていた。それは私が生粋のおばあちゃん子だったってこともあるけど、皺が刻まれたちょっとごつごつした祖母の温かい手で塗ってもらうのが好きだったからってのもある。塗ってもらいながら他愛のない話をして、おやすみーって言って自分の部屋に戻る。毎日のおやすみも数年後には言えなくなってしまったけれど、あの優しい時間と感触は今でも忘れない。
もし一度だけ魔法が使えたら、たったの10分でいいから祖母に逢いたい。逢えたらもちろんユースキンを塗ってもらう。あのごつごつした温かな手のひらで。
