南東三階角部屋日記

四十代前半女性のひとり暮らし日記です。記録としての投稿がメイン。

2月13日 くやしい

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私は普段全然怒らない。 たまにイラッとすることはあってもその気持ちが怒りに変わることはないし、そもそもイラッとする事がほとんどない。 昔は心が未熟だったこともありよく怒っていたけど、 今は物事を許容できる範囲が広がったし、自分で自分の感情を落ち着かせる術を知っている。怒りは無駄にエネルギーを使うし心をかき乱すので個人的にはあまり好むような感情ではない。

 

一方で、怒りという感情はある意味人間らしいとも言えるし、全部が全部悪いとは思わない。怒ることで人に正直な気持ちをぶつけることができたり、誰かを守るために相手を牽制する意味での怒りだって存在する。使い方によって自己防衛だってできる。

 

ただし、怒りを出して良いシーンとそうでないシーンがあることを理解しているから、無闇矢鱈に怒れば良いってわけじゃない。 今いる状況に置き換えると、仕事場において一方的な怒りは誰かを傷つけかねないし、 会社内の雰囲気を悪くするだけなので本当に良くない。もしなにかトラブルがあった際は感情を一方的にぶつけるのではなく、 当事者同士で面と向かって話し合って解決するのがベストだと思う。双方で話し合いができなければ、自身で感情消化をするのが良い。

 

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夕方、出先から会社に戻ると、以前にも日記に書いた上司に呼び出された。今進めている案件のことなのかなと思って行くと、唐突に「 明日から一週間インターン生が来るから、28さん、 期間中は対応よろしくね」と言い放たれた。 まさかの告知が前日の夕方ときた。まだ数日前に予告するならわかる。準備だってできるし、 自分の心構えの時間だって取れる。それに、これからっていう大学生の、もしかしたら人生を大きく変えるかも知れないインターン期間を、何の準備もなく受け入れて良いのかと疑問に思った。会社として正式に受けているのであればそれなりの準備とプログラム構成を考えてあげるのが筋だろう。それを全部私に丸投げとは。

 

無茶振りで名が知れた上司。毎回のこの仕打ちには慣れたはずなのだけど、さすがの私も今日ばかりは怒りが湧いてきてしまい、危うく態度に現れてしまいそうだった。このまま怒りを溜め込んだままでは仕事ができないと思い、頭を冷やすためにいったん外に出た。

 

カーステレオで好きな曲を流して、コンビニで夜食を買って、 車の中で何度か深呼吸をした。自分を俯瞰的に見れば怒りの出どころやボルテージの段階評価も冷静に理解できる。そのうち気持ちも落ち着いてきて、 メロンパンをかじりながら会社にもどった。

 

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帰社後はひたすら資料作成と見積処理。上司に依頼している案件も残っているので、感情がぶり返さないように気をつけながら仕事をこなそうとした。でも無理だった。今日の上司はめちゃくちゃ機嫌が悪くて、終始嫌な態度を取られてしまい、いよいよ我慢できなくなり、20時過ぎ、パソコンに向かいながらひとり泣いてしまった。悔しい気持ちがどうにも抑えられなかった。幸い、周りに人はいなかったしマスクをしていたから泣き顔はたぶん誰にも見られてはいないと思う。

 

「今の私には心の支えになるものがあるから大丈夫」と魔法の言葉を自分にかけ、上司との案件も終え、21時退社。

 

仕事でこんなに悔しい思いをしたのは久々だったから、帰宅して早々、仕事着のままベッドに倒れ込んだ。週明け早々しんどすぎる。悔しくてまた泣いた。

 

泣き虫はやっぱ直ってなかったね。