20:50退社。
夕方から他部署の応援のため残業。昨晩は日付が変わってからの帰宅だったため、昼過ぎから眠くてたまらなかった。明日は22時の帰社予定なので、無理はしないようにしよう。
昨日までの二日間はほんとうに楽しかった。前々日に突然思いついての旅行だったが、行って良かったと思っている。満ち足りた休日だった。
以前に聞いた話だが、休日の充電の仕方にはおおまかに分けてふたつのタイプがあると聞いたことがある。外に出て充電するタイプの人と、家でのんびりしながら充電するタイプの人だ。
私はどちらかというと後者だと思っている。家でひとりでいても寂しさを感じないし、部屋で映画を観たりしていれば十分にリフレッシュできる。家事全般も苦痛ではないから、家で引き籠って掃除洗濯をしているだけで楽しかったりする。
だから、けっこう長い間自分はそういうタイプの人間なのだと思っていた。思い込みに近いかもしれない。そのような私だったが、今回の旅行で改めて私は前者のタイプではないかと気が付いた。実際に、最近よく外に出るようになってからは顔が明るくなったし、どんよりしていた気分も晴れ、数か月前よりもずいぶん元気になった。
旅行にはお金もかかるし、時間がなければできない。体力だって使うし、正直面倒だなぁと思う時もある。しかし、それ以上あるいは同等に得られるものはあり、実際に経験してみなければわからない面白さや興奮は、8畳のアパートでは決して感じることはできない。現地でふと感じた感情の気づきや考えも、得られるもののひとつに思う。
スリッパを外靴に履き替える。玄関のドアを開ける。車のエンジンをかける。
歴史や文化に触れる。現地の人と会話をする。その土地の名物を味わう。知らない街を歩いてみる。
旅行があまり得意ではない私には遠出はハードルが高いかもしれないが、時々はいつもと違う土地に足を運んでみるのも良さそうだ。それは遠くへの旅行に限らず、行く場所は近場であってもいい。外の空気を吸って吐くだけでも、心は充分に満ち足りる。