思い返せば、今年はのんびりしすぎた一年だったと思う。
2月に新型コロナウイルスの話題が出始め、3月以降は家に引きこもる生活が多かった。「人との接触をできる限り減らしましょう」「不要不急の外出は避けましょう」の呼びかけはあちこちで耳にし、外出、とりわけ旅行に関しては積極的に行くことが躊躇われた。事実、3月の木曽・岐阜旅行以降は旅行へは出かけていない(県内のちょっとしたお出かけはあったが)。
感染症対策をきちっとやっていれば旅行へ出かけても全然問題ないとは思う。一方で、営業という仕事柄日々さまざまな人と会う身なので(中には医療従事者や福祉施設職員、小中学校の教職員もいる)、自分が感染源にならまいと外出は最小限に留めることを第一にした結果、今年はウィークデー以外はほぼ巣ごもり状態だった。
で、巣ごもり中に何をやっていたかというと、たいして何もしていなかった。特に9月以降は自分の中の緊張感という糸がプツッと切れてしまい、虚無感ばかりを感じるようになってしまった。この日記であまり触れてこなかったが、日記の裏で私は「無」な自分を責め続け、精神的にかなり下の方まで落ちていた。だからと言って日記の表が偽りの自分かというとそんなことはなく、全て私であることに間違いない。
節目の時期というのは、今まで振り返ることのなかった自分自身に目を向けるチャンスだと思っている。こうして文字にしたためると、改めて自分の弱い部分が透けて見えてくる。自分は何をしたいのか、どこに向かうべきなのか。そういうこともうっすらとではあるが表出し、自分が歩むべき道を教えてくれる。
2021年は飛躍の一年にするぞ!とは思わない。ただ、虚無感ばかりに支配されるような年にはしたくない。亀のようにノロマですが、良い方へ向かうよう少しづつ動いていきます。
この日記を読んでくださっている皆さま、今年一年お付き合いいただきありがとうございました。今年の私の日記は昨年よりもつまらなかったでしょうが、来年も引き続きブログは継続しますのでどうぞよろしくお願いいたします。
また明日の日記でお会いしましょう!