南東三階角部屋日記

四十代前半女性のひとり暮らし日記です。記録としての投稿がメイン。

12月30日 私を変えてくれたもの

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2023年も残すところあと一日となった。なんだかんだやっていたらもう年末だなんて、時の過ぎゆくスピードが早すぎて唖然としてしまう。年々、時間経過の体感速度が早まっている気がするのだが、これが俗にゆう「歳をとった」というやつなのだろう。師走の雰囲気も相まって、少し寂しい気持ちになるのはきっと私だけではないはずだ。

 

今年は総じて、良い一年だったと思っている。上半期は少々調子が悪かったものの、下半期は楽しいことがたくさんあり刺激を受けた。何よりも、あの意気地なしの私が体質改善のための運動を半年間続けられていることに驚いている。

 

人生を変えた出来事の一つ目は「運動」だ。

 

運動を始めたきっかけは、半年前、理性と感情の両面から「今、ここで私は変わらなければ一生後悔する」と強く思ったからだ。運動をする前の自分は背筋の曲がった、自分に自信のない人間だった。最初はプランク10秒キープすらできなかったが、今は余裕で2、3分はできるようになった。体幹を鍛え、肩周りを強くし、踊りまくって汗をかき、半年前と比較すると見違えるほどに体つきが変わった。暗く沈んだ表情から、今は生気に満ちた顔になった。

 

食事はあまり変えていないが、タンパク質と炭水化物(お米)をバランスよく食べるように意識している。大好きだったお菓子類は前より減らした。特に脂質の多い洋菓子系はほとんど口にしない。プロテインは運動後に必ず飲む。特段ストイックというわけではない。楽しく体を動かしていたら、結果、こういう生活になったという感じ。運動は今後も自分のペースで続けていく。

 

 

人生を変えた、と言ったら大袈裟かな。勇気づけられたと言った方が正しいかもしれない。二つ目はブログ。自分が書いたものではない、誰かの日記。

 

ブログは好きで昔からよく読んでいる。ジャンルに縛りはなく気に入ったブログを見つけると長期的に見ているのだが、今年も長く楽しめそうな楽しいブログに沢山出会えた。総じて皆、文章がうまく、ときには職業=ライターではないかと思うほど「おっ!」と思う素敵な文章に出会うことがある。でも今回私が特に心を動かされたのは、7年近く前から読ませていただいている方のブログだ。

 

詳しくは書かないが、私と同じくはてなブログで日常雑記を書かれている方で、淡々とした文章の中に愛嬌と優しさが滲み出ており、読むだけで癒しをくれる。近年は体調不良が続いているらしく日記にも日々の苦悩が書き連ねられているのだが、それでも前向きにひたむきに生活している様を言葉にしてくれるその姿に、なぜだか不思議と勇気づけられる。誰かの言葉は、知らない誰かの心の栄養になったりするものだ。彼女にとっては不本意かもしれないが、少なくとも私にとって彼女のまっすぐな言葉は大切な栄養素になっている。

 

彼女に対して安易に「がんばれ」とは言えないけれど、少しでも苦悩が晴れて、元気になってくれたらうれしい。

 

 

 

そして最後に、私の人生を大きく変えた、というよりも「明るくしてくれた」と言った方がしっくりくるだろうか。この日記でも何度も書いている「超特急」に出会えたことが私の中で一番の大きな出来事として色濃く残っている。

 

彼らを知ったきっかけは、たまたまTverで再放送していた「みなと商事コインランドリー」で草川拓也を知ったことから始まった。超特急って名前、以前にも何度か聞いたことがあるなと思って何の気なしに検索をしたのが全ての始まりだ。超特急に対してまったく情報を持たない状態で見たものだから最初は、廃墟で消化器振り回してる危ない人たち(ドーブリジェン)とかホストの人たちなんだ(Call My Name)とか寿司組体操しているおもしろ集団(宇宙ドライブ)なんだと思っていた。でもどの曲も個性的で楽しくて、気がついたら(ほんとに自覚がないままに)超特急を好きになっていた。そこからはもう加速度的で、いつの間にかアリーナツアーのチケット抽選に申し込んでいたのだから驚く。

 

現メンバー9人みんな好きだし、もっと言えば7人時代も、6人時代も、5人時代も、それぞれに魅力があって好きだ。多分私は「○人の超特急が好き」ではなくて、8号車を含めた超特急の存在自体が好きなんだと思う。アーティスト側が一方通行的に表現するのではなく、アーティストとファンの双方のコミュニケーションがあって初めてライブが完成するそのスタイルに、超特急の魅力と面白さがあるのだと知った。だからこそ、ファンである8号車も全力で楽しめる。

 

そして、とりわけ私の心に炎を灯したのは、ユーキさんの魂が燃えるようなダンスだった。超特急を知り始めた頃に見た動画で、力強く、ときに繊細に、踊りと表情で曲の世界観を表現する彼のパフォーマンスに心が震えたのを今でもはっきりと覚えている。多分ユーキさんは本能や感情をベースにパフォーマンスをする人なんだと思う。先日の初乗車ライブで彼の生のパフォーマンスを見てずっと目が離せなかったのは、人間が理性では理解できない部分=本能で表現していたからなのだと今になってようやくわかった。本能から湧き出る魅力は、人を強く惹きつける力がある。

 

超特急に出会えて本当に良かったと思う。彼らに出会ったことで「楽しむことを諦めないでいいんだ」と思えるようになった。また来年もコールしたいし踊りたいしペンラも振りたい。超特急と8号車とみんなで一緒に笑い合いたい。

 

 

 

過去の日記を読んでいる方はご存知かもしれないですが、私は長年薄暗いトンネルの中を抜け出せずにぼんやりとした人生を送っていました。衣食住に恵まれ、仕事にもついて、両親も健在。現状に対して別に不幸と思ったことはないものの、惰性で生きているだけの人生はやっぱり辛かったし、早く抜け出したいとも思っていた。そんな靄のかかったような人生にようやく光が差し込んできたことが、今とても嬉しい。

 

きっかけとなったのは運動や誰かのブログや超特急だったけれど、「運動を継続した自分」「誰かの思いを汲み取る余裕を持てた自分」「超特急を好きになって不安ながらもライブに初乗車した自分」も誇らしく思っていいのだと思う。来年はいよいよ40代を迎える。どんな一年になるかはさっぱりわからなけど、楽しく笑っているといいな。

 

 

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長期に渡りブログを読んでくれた方も、たまに覗いてくれた方も、みなさま一年間ありがとうございました。隅っこにあるような小さなブログですがアクセスがあると嬉しかったです。今年はこの日記でブログ納めとなりますが、来年も変わらず続けますのでよろしくお願いします。

 


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最後に、私の人生を変えてくれた方々にこの曲を贈ります。

 

どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。